関西を中心としたクラシックコンサート報告サイト「大音楽惑星」
Home Concert Report コンサートのススメ CD Review リンク集 kotarinette
 大音楽惑星 ホーム > コンサート報告 > bread
クラシック・コンサート報告 コンサート報告
■年度別

■コンサートランキング
MANAITA.com

1998年10月15日 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(ザ・シンフォニーホール)  → まないたのBPO報告へ

作曲者
演奏曲
評価
シューマン

ドビュッシー
ラヴェル
マンフレッド序曲
ピアノ協奏曲
夜想曲
ラ・ヴァルス
 
ピアノ:マリア・ジョアン・ピリス
女声合唱:アルノルト・シェーンベルク合唱団
指揮:クラウディオ・アバド
【短評】 感想を書きます。
ちなみこの人たちにサインもらった。
−−−−−−−−−−
「圧巻!!」とはまさにこの時のためにある言葉なのだ。
 「ラ・ヴァルス」 とてつもない重圧なサウンドとともに、ホールがワルツで揺れた。一頃、アバドの音楽作りに、何か物足りなさを感じていた私であったが、今夜はそんな気持ちを一掃してしまうすばらしい演奏であった。特に、管楽器のアンサンブルは見事なものであり、それを目の当たりにして、私自身、足が震えていた。
 その前に演奏された「夜想曲」は、合唱をオケの中に分散させた効果 が十分に現れ、神秘的な空間を作り出した。
 残念だったのは、ピリスを独奏に迎えたシューマン。ピリスのゆったりとした音楽作りと、明確なテンポを刻むアバドとの間に、微妙なズレが生じていたように思う。それでも、BPOのサウンドを余すところなく伝えた名演であった。

はいかーの1998年度コンサートカレンダーにもどる

Copyright