ラヴェル |
組曲「マ・メール・ロワ」
左手のためのピアノ協奏曲
ピアノ協奏曲
ボレロ |
◎
◎
◎
◎
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(ピアノ)ジャン・イヴ・ティボーデ
指揮:エマニュエル・クリヴィヌ |
【短評】 今日は阪神VS巨人。昨夜の雪辱とばかりに、今夜は甲子園に足が向きかけた。
それぐらい、今日の演奏会は期待していなかった。だが、ティボーデのダイナミズム溢れるピアノを聴いて、コンサートに来て本当に良かったと思った。
特に、左手の協奏曲では、本当に左手だけで弾いてるのだろうか?と疑わしいぐらい躍動感に飛んだ演奏。
ト調長についても、美しさをダイナミックに表現しており、聴き応えがあった。リヨン管は初めて聴くオケ。なかなか個人技が高く、管弦の融合が見事だ。弦はライトな響きで厚みには欠けるが、フランスのオケ&ラベルとなれば、こういう音色の方が合うのだろう。
マ・メール・ロアでは、良い意味で力の抜けた爽やかな響きが楽しめた。
ボレロでは各奏者の自由な演奏が印象的。2つの旋律が、各奏者ごとに理解、演奏されており、めまぐるしく情景が移り変わっていった。 |