関西を中心としたクラシックコンサート報告サイト「大音楽惑星」
Home Concert Report コンサートのススメ CD Review リンク集 kotarinette
 大音楽惑星 ホーム > コンサート報告 > bread
クラシック・コンサート報告 コンサート報告
■年度別

■コンサートランキング
MANAITA.com

1999年4月6日 大阪シンフォニカー
阪神大震災の被災者を励ますコンサート(ザ・シンフォニーホール)
 → まないたの報告へ

作曲者
演奏曲
評価
リスト
ラフマニノフ
マーラー
ピアノ協奏曲第1番*
ピアノ協奏曲第2番**
交響曲第1番「巨人」


ソプラノ:六車智香(ピアノ:金子正樹)
ピアノ:南 祐子*
ピアノ:大川内玲子**
指揮:小林研一郎

【短評】 「ティンパニ花石君大暴れ!」
 コバケンの情熱的な音楽造りに楽員が見事に応えた。その中でも、ティンパニは特筆すべき頑張り。まるで仁王のように両手を振りかざし、破れんばかりの勢いで叩いてくれた。極めてソフトな響きで構築された今夜のマーラー。弦の充実した響きに、最近のシンフォニカーの好調さを感じる。途中、曖昧で流れが悪くなる分もあったが、最後のドラマチックな演出にすべてが凝縮された。フィナーレの「ホルンよ立ち上がれ!」の場面では、なぜかホルンが立ち上がらない。どうして?と思っていると、急に金管全員が立ち上がるではないか!楽員たちは、最後の力を振り絞り、音響バランスを二の次に豪快に吹き鳴らしてくれた。シンフォニーホールをあそこまで鳴らした彼らもすばらしいが、うるさく聴こえない、シンフォニーホールのすばらしさも再認識した。
 前半のリストは周囲の雑音に悩まされ、音楽に集中出来なかった。だから、記憶はほとんど無い。
 ラフマニノフでは、大川内氏の強烈なタッチがラフマニノフの甘いメロディに合ってないように感じた。伴奏については、力強い弦の響きが印象的であった。

Copyright