J・S・バッハ |
「バッハと私」
無伴奏ソナタ第1番ト短調
無伴奏パルティータ第3番ホ長調
無伴奏パルティータ第2番ニ短調 |
◎
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【短評】 「力強くさりげない。」
難技巧が要求される曲であるが、いずれも感情的、技巧的にはならず、さりげなく、そして力強く演奏した。N響コンマス時代もさりげなく演奏していたのが印象的であったが、今夜のリサイタルもまさに徳永スタイルと言えよう。
当夜はガルネリを使用したそうだが、中低音、特にG線の鳴りが官能的であった。また、徳永氏にはバッハ時代のヴァイオリンの話など、いろいろと楽しいお話も聞かせていただき、ホールと聴衆が一体となれるコンサートでもあった。
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