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東京のホールは少しだけ訪れたことあるが、さすがに多摩まで来るのは初めて。今日は長野の下諏訪で温泉に浸かってから東京入りしたので、ある意味通り道だったこともあり、初めてのホールに挑戦です。しかし、パルテノン多摩は新しいと思っていたのに、開館20周年になるとは。。。
大きなホールなのだが、今回聴くのはボリス・ベレゾフスキーのピアノ。最初のベートーヴェンは全く別の曲に聞こえました。ベレゾフスキーのスタイルは実に無骨で荒々しい。ミスタッチも非常に多かったので、「美しく」聴くという感じではなかった。良く言えば、自分の音楽としてモノにしている印象があった。パワフルな演奏なので、聴いていて気持ちは良かった。ただ、ホールの問題だろうか?無機質に響きすぎて不明確な聞こえ方をしていた。
メトネルは一番面白かった。この曲は聴いたことない曲なのだが、ピアニストのエジェーエワがよく取り上げているので曲名は聞いたことがあった。しかし、曲名と内容がここまで違うのかと耳を疑った(汗)。「おとぎ話」なのだが、メルヘンチックではなく(旋律はメロディアスなのだが)、豪快で迫力のある激しいモノだった。うまかったのは3〜4曲目かな? 最後の2曲なんかは怪獣でも出てくるのかと思ったほどの強烈な迫力。元々こんな曲なのだろうか?聴き応えがあり実に面白かった。
後半はシューマン。これも聴いたことのない曲集。プログラムには曲の演奏指示が書かれてあったのでとても参考になった。逆に言うと、指示にある通りのイメージで聴くことができたというのは、ベレゾフスキーの曲に対する解釈やアプローチがピッタリ合っていたということだろう。
アンコールは大奮発で3曲も演奏してくれた。中でもラフマニノフは特に好きでした。
ショパン/エチュード第1番
ショパン/別れの曲 op.10-3
ラフマニノフ/前奏曲
ベレゾフスキーの元気になるピアノも聴けて、初めてのホールもそれなりに楽しめて、なかなか来ることがない多摩センターを満喫した夜でした。
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