|
今日の聴きモノは何と言ってもダン・タイ・ソンのピアノ。それだけ聴きたくて演奏会に運んだといっても過言ではない。同じ考えの人が多いだろう。会場はほぼ満席。ダン・タイ・ソン人気がうかがい知れる。
最初は廣瀬量平氏の新作「王様と恐竜」。何というタイトルじゃー!と叫んでしまいそうだが、下記のような想いで作曲したらしい。何ともふしぎな曲だ。聞いた感想としては「騒がしい曲・・・」か。ダン・タイ・ソンのピアノの前に耳を鍛えておけということだろう。たぶん?!
さて、グリーグのピアノ協奏曲。冒頭からダン・タイ・ソンワールドに引き込まれる。微妙なまでの柔らかなタッチで、刺激的な演奏になろうかというこの曲をグッと格調高いものに押し上げた。雰囲気や感情に押し流されることなく、しっかりとした安定感がある演奏。さすがだ。オケはうまくサポートしていたが、終楽章の金管がちょっと耳障りだった。これもダン・タイ・ソンのピアノが美しいためであろう。こうなるとやっぱりソロが聴きたくなる。その期待にはアンコールで応えてくれた。美しくて聞きほれました。やっぱり大物は違いマス。
J.S.バッハ(ケンプ編曲) フルートソナタ第2番より「シシリアーノ」
後半はドヴォルザークの8番。このところ8番が多く演奏されるがブームなのだろうか? グリーグの協奏曲の後ということもあったのかも知れないが、弦の厚みがいつもより強く、比較的聴き応えがあったと思う。第3楽章も美しかったし。第4楽章冒頭のトランペットは1ヵ所だけミスをしたが、とても抜けが良く気持ちよかった。全体的に金管はがんばっていたが、個人的にはもっと下品に吼えてくれても面白かったかな? しかし、あまり感想がないのはなぜだろう?聴きこんでいる曲だけに刺激的な演奏を求めていたのかもしれない。。。定期演奏会では珍しくアンコールがあった。
ドヴォルザーク スラヴ舞曲第1集より第1番
演奏は普通だったが、思わぬアンコールにとても得した感じだ。定期演奏会でも演奏家の気分が乗ればアンコールはありうるということデスね?
2004年コンサートカレンダーにもどる
|