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2012年6月21日 日本センチュリー交響楽団
第172回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

リムスキー=コルサコフ/スペイン奇想曲 作品34
ラロ/スペイン交響曲 ニ短調 作品21
ブラームス/交響曲第3番 ヘ長調 作品90



演奏者(指揮者・ソリスト)

ヴァイオリン:神尾真由子
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
指揮:ステファン・ブルニエ

感想・短評

台風一過の演奏会。次の台風が来ているので今日も雨は本降り。シンフォニーホールまで歩いていくのが結構面倒くさいのだ。今日はビルトゥオーゾ的な曲が並ぶにもかかわらず、意外にも地味なプログラムに映ると思いません?

1曲目はリムスキー=コルサコフ。この曲はリズムも気持ち良いし、華やかで騒々しい曲なのだが、今日の演奏は珍しく眠かったのは何故か?テンポはかなり速く、木管セクションは厳しそうだった。指揮もクセのある表情付けをしようとしていたなど、眠くなる要素は少なかったのだが。実に退屈だった。響きも薄く、熱い演奏ではなかったのが原因なのか?

2曲目は神尾さんのヴァイオリンでラロのスペイン交響曲だ。ずいぶん久しぶりに聴く曲だ。こちらもオーケストラの響きが薄くてよそよそしい感じがした。神尾さんは何度か聴いているが、あまり印象は芳しくない。テクニックは素晴らしいのだろうが、荒々しくて、歌心が見えてこない。またまた眠くなりました。曲が進むにつれ芳醇な音色を振りまいていましたけどね。

アンコールは「パガニーニの24のカプリースより1番」。かなり荒々しくはありましたが、様々なテクニックは十分堪能できました。

最後はブラームス。今日はずっと眠いのだが、この曲は・・・眠くならなかった。特段上手いという演奏だったわけではないのだが、中規模の編成でのブラームスは心地よかった。今日のセンチュリーはらしくないミスも多く、本調子とは思えなかった。それでも第2・3楽章は美しく聴かせてくれました。やっぱり3番はいい曲ですねぇ。

天気と同様にスッキリしない演奏会でした。オマケに寝違えなのか?時間が経つごとに首から肩に激痛が走るようになり、雨が降りしきる中、帰途についたのでありました。

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