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2013年5月16日 日本センチュリー交響楽団
第181回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

モーツァルト/交響曲第31番 ニ長調 K.297「パリ」
メンデルスゾーン/劇付随音楽「真夏の夜の夢」全曲

演奏者(指揮者・ソリスト)

ソプラノ:幸田浩子
メゾ・ソプラノ:林美智子
ナレーション:檀ふみ
合唱:ザ・カレッジ・オペラハウス合唱団
管弦楽:日本センチュリー交響楽団
指揮:沼尻竜典

感想・短評

意外だった!BOXセットを数多く買っていることもあるので、家には山のようにCDがあるのだが、「真夏の夜の夢」は1枚も持ってなかった。直前に気が付いたので今日の演奏会も予習なしとなってしまった。とはいえ、FMを録音して昔聴いていたこともあったので知らない曲というわけでもないのだが。

前半はモーツァルト。センチュリーはモーツァルトにとても合っているオケだといつも思う。今日の演奏もそういう感覚を持った。しかし、熱い沼尻さんの指揮姿の割には淡々として退屈気味な演奏だった。あまりにも眠かったというのが原因かもしれないが、こういう曲だから仕方がないのかも。耳には心地よかったが、体はお休みを求めてました。ほとんど朦朧としたまま流れていった。

休憩もほとんど睡眠に使ってしまい、気が付くと後半が始まる寸前だった。後半はめったに演奏されない「真夏の夜の夢」全曲版だ。今回の聴きものは壇ふみによるナレーション付きということだろう。全曲版というだけでも珍しいのに、ナレーションまで付くのは面白い企画だ。残念なのは、左側のバルコニーからはナレーター席が全く見えなかったこと。壇ふみさんのナレーションは1人数役の一人芝居のようなもの。演じ分けは素晴らしかったが、誰が誰だか分からなくなって、あまりストーリーには集中できなかったかな?それでもストーリーに沿って音楽が進むのでとても分かりやすい展開でした。前半の眠気はどこへやら。後半は目がパッチリで最後まで聴きこんでしまいました。目玉はやっぱり後半の「結婚行進曲」でしょうね。改めて聴くと恥ずかしくなるような曲なのだが、センチュリーの金管も安定しているし、弦楽器もうまいので非常にゴージャス(死語?)な饗宴でした。

知っているようで知らない曲。他にもいろいろあるので、こういう企画は面白いですね。

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