ミライユ
メシアン
ストラヴィンスキー |
シヤージュ
七つの俳階(日本の素描)
バレエ音楽「春の祭典」 |
○
◎
◎
|
ピアノ:ピエール=ロラン・エマール
指揮:井上道義 |
【短評】 「京響やるじゃん!」
ハルサイを聴いてこう思った。ティンパニは「がんがん」と責め立てていたが、金管、木管など全体的に狂喜乱舞といった演奏にはならず、バランスの良いうるさくない演奏だった。弦もいつものごとくライトな響き。井上氏は、全身全霊で棒を振っているように感じたが、京響らしい響きをうまく引き出していた。重圧さはさほど感じられなかったが、こういうハルサイもいいもんだ。
前半のメシアンも好演。曲の内容はよく分からなかったが、各パートのバランスをうまく取りながら不思議な空間を作り上げた。また、ピアノのピエール=ロラン・エマールの躍動感あるれる演奏も聴き応えがあった。
ミライユは、彼自身のプレトークで曲の説明が行われたが、結局、意図したことがあまり理解できなかった。しかし、演奏自体は楽しめた。 |