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1998年11月13日 大阪シンフォニカー
第60回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)  → まないたの報告へ

作曲者
演奏曲
評価
ハイドン
プロコフィエフ
ブラームス
交響曲第44番「悲しみ」
ヴァイオリン協奏曲第1番
交響曲第2番


△(下)

ヴァイオリン:伊藤奏子
指揮:ウリエル・セガル

【短評 】 「2ndトランペット奏者 場外大ファール!!」

 やってしましました2ndトランペット。ブラームスのフィナーレで1人大音量 でぶっ放し、アンサンブルを「ぐしゃぐしゃ」にしてしまった。
 ブラームスは、冒頭から何か変だった。セガルは雄大な空間を造り上げようとしていたように思えたが、オケがうまくついてこない。結局最後まで、ちぐはぐ。極めつけは前出の2ndトランペット。それでも、管のアンサンブルが見事に決まる部分が多少あったのがせめてものの救いか。。。
 しかしながら、前半のハイドンとプロコフィエフは非常に聴き応えのある演奏だった。特にプロコフィエフではヴァイオリンの伊藤奏子が鋭い音色で存在感ある演奏をやってのけ、ハイドンではソフトな弦楽合奏が印象的であり、またそれらに明確なアクセントが加わって、面白い演奏となった。それにしても、前半と後半の出来に、差がありすぎたコンサートであった。

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