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2002年11月15日 マルティン・ファン・デン・フック ピアノリサイタル
出会い「ショパンとリスト」(いずみホール)

演奏曲目および評価

リスト/ショパン  6つのポーランドの歌
    乙女の願い、春、指輪、バッカナール、私の愛しい人、家路
ショパン   3つのマズルカ
    ヴィヴァーチェ、レント、アレグレット
ショパン  バラード第2番
リスト  バラード第2番
ショパン  「2つの夜想曲」から「レント」
リスト  「詩的で宗教的な調べ」から「葬送曲」
ショパン  「24のプレリュード」から14・17・22・21
リスト  「愛の夢」から「おお、愛しうる限り愛せよ」
ショパン ボレロ
リスト  スペイン狂詩曲

演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ: マルティン・ファン・デン・フック

感想・短評

久々のピアノリサイタル。1986年リスト国際コンクールの覇者によるリスト演奏ということで期待は大きかった。それもショパンとの弾き分けというからなかなか面白そうであった。

いずみホールではオケを聴くと響きすぎるが、ピアノなどはそれほど響かないのであろうか? かなり強奏しているように見えても思ったほど聞こえてこなかった。ピアノのせいという感じではなかったのだが。それはともかくとして、ショパンとリストが同じ狙いで作曲した曲を並べて演奏するという企画なので、その違いが十分に楽しめた。ピアノに詳しいわけではないので聞き込むことまでは出来ていない。フックはリスト弾きだからだろうか? どちらかというとリストの方が非常に聴き応えがあった。特に良かったのは、リストのバラード第2番とスペイン狂詩曲。この超絶技巧曲を本当に巧みに演奏していた。もちろんショパンのバラード第2番も聴き応え十分。1音1音がとても均一で、決して荒々しくならなかったところが良かった。

アンコールはシューベルトの曲が演奏された。さらに「犬のお巡りさん」変奏曲?の演奏が非常に楽しかった。あれは即興だったのだろうか・・・

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