関西を中心としたクラシックコンサート報告サイト「大音楽惑星」
Home Concert Report コンサートのススメ CD Review リンク集 kotarinette
 大音楽惑星 ホーム > コンサート報告 > 2012年 > 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第50回定期演奏会
クラシック・コンサート報告 コンサート報告
■年度別

■コンサートランキング
MANAITA.com
コンサート名・公演名

2012年3月9日 兵庫芸術文化センター管弦楽団
第50回定期演奏会(兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール)

演奏曲目および評価

ショスタコーヴィチ/交響曲第14番
R.シュトラウス/サロメの踊り(楽劇「サロメ」より)
ラヴェル/ラ・ヴァルス



演奏者(指揮者・ソリスト)

ソプラノ:アンナ・シャファジンスカヤ
バリトン:ニコライ・ディデンコ
管弦楽:兵庫芸術文化センター管弦楽団
指揮:井上道義

感想・短評

個人的にはベストプログラムとも言うべき、魅力的なメニューだ。週末はびわ湖ホールでオペラなので、仕事が忙しいにも関わらず、休みを取って平日昼間の定期を聴きに行った。さすがのPACも平日は空席こそあったが、この真っ昼間にこれだけ集客できるとは恐るべしPAC。

前半はショスタコーヴィチのマニアックな14番。なかなか演奏されないので実に貴重だ。何より2人のソリストに尽きる。素晴らしい声量と表現力。ミッキーのショスタコーヴィチには定評があるだけに、とても完成された演奏だったと思う。オケでは客演のチェロ首席が特に光っていた。

後半はPACの悪い面が目立った感じだった。とにかく、色彩感がほとんどない。サロメは色彩的な曲とは言わないが、艶めかしい色というものがあり、「ラ・ヴァルス」は当然華やかな曲だ。各パートともに揃った感がなく、ごまかし的な響きで居心地悪かった。決して下手というわけではないのだが。

「サロメ」の冒頭での木管のソロ部分で、観客の一人がクシャミをした。すかさずミッキーが振り向いて客席を睨みながら指揮をしていた。観客からはしばらく笑い声とともにざわめきが起きたが、あれはどちらかといえば、マナーのあまり良くない西宮のホールに対してのミッキーなりの抗議が含まれていたと思うのだが。。。少なくとも笑えなかった。クシャミはともかく、いい加減マナーは改善してもらいたい。

話はそれてしまったが、オケの出来はともかく、ミッキーの指揮は的確で、このような舞踊曲は独壇場である。以前ほどクネクネした怪タクトはないものの、十分な起伏で楽しませてくれる。最後にアンコールでJ.シュトラウスの曲を1つ披露してくれた。

2012年コンサートカレンダーにもどる

Copyright