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京響の2011年シーズンは、没後100年となるマーラーのプログラムで開始する。指揮は人気絶頂の下野さんだから普通のプログラムとはならない。マーラーの前にハイドンを持ってくるというユニークさだ。ただ単に変わったことをしたいだけではなく、下野さんにはいつも考えがあるのだ。
さて、そのハイドンは実に素晴らしい演奏でした。京響はモーツァルトよりもハイドンが合っているように思う。今日の演奏は古楽演奏のような音色でいて、とてもシンフォニックでスケールの大きなものだった。おまけだと思っていたハイドンが大いなる収穫でした。ちなみに、マーラーとの共通点としては、第2楽章後半のトランペットのソロだ。CDがあれば聴いてみてもらいたい。あぁ、確かにマーラー5番の冒頭に酷似しています。これまで気が付かなかった。。。
メインのマーラーは感想が書けそうにないです。爆裂的な名演とでもいったらいいのでしょうか?スゴイとしか言葉が出てきません。ほとんどマーラーを振らないという下野さんなのに、なぜここまでの完璧なマーラーができるのか?冒頭のナエスさんのトランペットから今日の成功が約束されていました。快速的なスピードの指揮なのに、旋律はしっかり聴かせてくれる。アダージェットも濃密な時間で気が抜けなかった。終楽章まで全くパワーが落ちないどころか、ますます勢いに乗る京響の前にひれ伏すしかなかったです。会場からは悲鳴のようなブラボーが叫ばれている中、しばし硬直して動けませんでした。ただただスゴい演奏でした。。。
嬉しいことに、こんな素晴らしい演奏が2日後にもまた聴けるのだ。幸せだが、心して聴かないといけないので、体調を整えて望みたい。
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