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完売御礼の定期演奏会。指揮者の大野さんは大人気ですねぇ。一昨年の京響への初登場に次ぐ2回目のタクトです。おまけに今回は、2年続いたマーラーイヤーの締めくくりともいえる注目の演奏会。大野さんが指揮をするとはいえ、交響曲第3番の大曲はそうそう聴けるわけではないからだ。そうそう聴けるわけではないといいながらも、先月はPACの定期で聴いているし、生で聴くのも通算で6回目だから、自分としては馴染み深い曲なんですけどね。。。会場は意外にも空席があったようだが、よく入ったもんだ。初めて京響に足を運ぶ人も多かったことだろう。
さて、演奏の方はあまりいうこともあるまい。冒頭の勇壮なホルンの咆哮から成功が約束されたようなものだったからだ。日本のオケでこれほど充実したホルンが聴けるとは想像できなかったくらい。第1楽章はほぼ文句なしといえるものだった。第1楽章で拍手が起きるんじゃないかと心配したほどだ。
第2楽章以降はちょっと緩みがチラホラ出てくる。京響らしくないミスもけっこうあった。まぁ長い曲だから仕方ないのかな?それにしてもピッコロはちょっといただけなかったな・・・。大野さんの指揮は速すぎず、遅すぎず、非常にテンポよく進めたので聴きやすかったが、変化がない分ちょっと退屈気味だった。先月の佐渡さんみたいにフレーズが分断されることはなかったが、ちょっと次のフレーズに移るのが早いような気がした。もう少しタメが欲しいよなぁ。第3楽章のポストホルン(普通のトランペットでしたが)は早坂さんが担当でしたが、なかなか良かったですよ。第4楽章でのメゾソプラノは手嶋さん。小山由美さんが体調不良のために代役での出演だった。出だしこそ明るすぎる感じだったが、発声がクリアで安定感があっていい歌声でした。
感動の終楽章も、全体と同じ少し速めのテンポで気持ちよく進む。午前中のTOEIC試験の疲れも出てきたのか、第6楽章ともなるとかなり夢見心地で聴いていた。心持ち淡々とした指揮ぶりだったが、フィナーレは壮大に締めてくれましたねぇ。実に心地よかったです。が、やっぱり観客が最悪でした。予想はしていましたが、拍手が早すぎです。というかフライングやんか(怒)。特にこの曲は余韻あってナンボのもんです。4年前にスイスのルツェルンで聴いたあのような感動の余韻を、ぜひ学習して欲してもらいたいのだ。DVDも出てるから!
何はともあれ、この曲はそのものが感動的なので、余韻に浸りつつ静かに会場を後にした。
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