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2014年1月24日 京都市交響楽団
第575回定期演奏会(京都コンサートホール 大ホール)

演奏曲目および評価

ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 op.64
サン=サーンス/交響曲第3番 ハ短調 op.78「オルガン付」

演奏者(指揮者・ソリスト)

ヴァイオリン:三浦文彰
オルガン:長井浩美
管弦楽:京都市交響楽団
指揮:小林研一郎

感想・短評

先週のPACも満員でしたが、今日とも負けじと満員状態です。大阪でのオケの動員が寂しいことを考えると、兵庫も京都も元気です。さて、今日のプログラムは人が入る要素がたくさんあります。まず、コバケンの登場。相変わらずの人気の高さがうかがえます。あとはメジャー曲のみのプログラム。そして、パイプオルガンの登場。これで入らなかったらやってられんでしょう(笑)。

そんなことはさておき、今日の演奏会はいろんな意味で驚きの連続だった。何と言ってもソリストの三浦さんが魅せる魅せる。完全に観客を虜にしてました。見た目は若くて華奢なのですが、奏でるヴァイオリンの音色は全くブレの無いしっかりとしたもの。テクニックに関しては完璧といっていいと思う。ここまで正確な演奏をされると逆に味気なく感じてしまうくらい。まだまだ若いので深みとか歌心というのが十分ではなかったですが、やっぱテクニックはすごいよなー。補って有り余る出来でした。熱狂する観客に応じて演奏されたのがこの曲。

聴いたことないタイトルですが、あれです。アルプス一万尺です。某カメラ系家電量販店のテーマ曲です。会場からは笑いも起きるメロディでしたが、あまりにもすごいテクニックに背筋が寒くなる思いでした。倍音でものの見事に演奏する奏者は初めて聴きました。今後が楽しみな奏者の1人ではないでしょうか?

最後は絢爛豪華に「オルガン付き」。これも驚きの演奏だった。いくら絢爛豪華といっても、サン=サーンスの曲は軽やかに流麗な音楽なはず。しかし今日の演奏はそんな印象は全くなく、武骨で泥臭い強烈なものだった。コバケンの指揮は非常にゆったりだったので余計に重量感が増していた。金管のパワフルな咆哮、打楽器の強烈な打撃、攻撃的ともいえる弦楽器、木管はいつも通りに上手かった(笑)。第2楽章(正確には第1楽章後半)でパイプオルガンが入ると得も言われぬ壮大さでしたね。第4楽章(第2楽章後半)はまさにジェットコースターのような展開。オルガンが壮麗に鳴り響いて実にエキサイティングなんですが、それ以前にコバケン指揮が目まぐるしく変わる変わる。最後の畳み掛けは「炎のコバケン」の名にふさわしいスピード感でしたね。当然会場は大歓声でした。いやー、ベタな曲なのであまり期待はしてなかったですが、素晴らしい演奏が聴けて幸せなひと時でした。

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