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1999年2月10日 京都市交響楽団
リクエストコンサート(京都コンサートホール)

演奏曲目および評価

シベリウス  交響曲第6番
ショスタコーヴィチ  交響曲第5番
ショスタコーヴィチ  2人でお茶を(Tea for two)



演奏者(指揮者・ソリスト)

指揮:大友 直人

感想・短評

今年も京響にはお世話になります。まず始めはシベリウス。6番とはなかなかオツな事をしてくれます。リクエストではシベリウスの2番、5番などが多かったそうだが、京響は唯一6番をやったことがなかったために大友氏の意向で決まったそうだ。

曲は非常にソフトに始まり、最初のヴィオラとの重なりは絶品だった。しかし全体的にやはり平坦なイメージで、木管が埋もれていくきらいがあった。またコンマスのヴィブラートはかけすぎでないかい? 第3楽章はなかなかの出来。大友氏の指揮は初めて聴くが、イメージとは全く異なり思い切ったアクセントを付けていたのでちょっとびっくり。終楽章はアンサンブルが乱れちょっと苦しかったかな? 今日の京響の弦は清涼感がなく少し濁って聞こえた(第2ヴァイオリンは清らかだったが)。

休憩中、クラリネット首席奏者のレーニがいやにリード選びに慎重だった。10枚のリードを試し、20回以上交換していた。

後半は「革命」。フルートとクラリネットは文句なしの出来。しかし、ヴァイオリンは少々粗くて刺激的だった。全体的に急ぎすぎで、打楽器陣が出遅れ気味になることもしばしば。第2楽章はリズムこそ良かったが、ヴァイオリンソロが今ひとつ。第3楽章はすばらしい演奏だった! この楽章がこれほど意味深げに聞こえたことはこれまでなかった。革命前夜の緊張感をものの見事に表出していた。今年初の鳥肌状態だ。それだけに第4楽章が虚しく響き、作戦はやはり無謀で革命は失敗に終わる・・・というように聴こえてしまった。演奏自体は素晴らしいスピードで突進していた。ティンパニが少し弱いことと、打楽器陣が遅れがちだったこと以外は本当に素晴らしかったと思う。

「アンコールにタヒチトロットやってくれたらなぁ・・・」と何気に思っていたら、本当にやってくれた! あまりの感激に終演後大友氏に感想を言いに行った。大友氏は意外な曲を喜んでくれたことにびっくりしていた(笑)。またやって欲しい。

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