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2012年6月15日 NHK交響楽団
第1731回定期公演 Cプログラム(NHKホール)

演奏曲目および評価

コダーイ/ガランタ舞曲
バルトーク/ピアノ協奏曲第2番
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラはこう語った」作品30



演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ:ジャン・エフラム・バヴゼ
管弦楽:NHK交響楽団
指揮:ウラディーミル・アシュケナージ

感想・短評

久しぶりのNHKホール。音響が悪いと分かっていながら、一番安い自由席を買ってしまう自分が情けない。それでも少しでも音の良い前方の席をゲットして臨んだ。久しぶりというように、あまりNHKホールでN響を聴くことはない。にもかかわらず、今日のプログラムは前に聴いたのとカブってしまうのはどういうことか。それも指揮者まで同じなんて・・・。

最初はコダーイ。よく演奏される作曲家ではないので、こういうのは嬉しい。音響面を除いて、悪い演奏ではなかった。ただ、アシュケナージの指揮は特に遊び心というか、踊り心がなくてまじめな演奏に感じた。N響だからと言うのもあるが。

2曲目はバルトーク。ピアノは先日京響で聴いたばかりのバブゼ。あまり面白味のないアシュケナージの指揮にもかかわらず、素晴らしいピアノを聴かせてくれました。京響でのラベルよりも合っていたように思います。何しろ超絶技巧が炸裂するこの難曲を結構軽々と演奏しているように見えました。同一和音が連続していてもタッチが鋭く、音量も申し分がない。オケの方は相変わらずホールの悪さのためにつかみ所はなかったが、ピアノに集中して聴くことが出来たので逆に良かったのかも(笑)。アンコールは京都と同じくドビュッシー。いい曲ですねぇ。

さて、後半はツァラトゥストラだが、このホールでこの組み合わせで聴くのは2回目になる。前回のことはあまり記憶に残ってないのはホールの響きのためだろう。今日の演奏もそんな感じだった。テンポは速めでしたが、N響の演奏は上手かったのだと思います。音も比較的よく聞こえてきました。にもかかわらず、何を聴いたのかよく分からないという、この充実感のなさは何?つくづく音響の大事さを感じさせるホールだ。N響らしさを体感するにはNHKホール以外で聴かないといけませんね。

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