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年末はどこも第九演奏会しかやっていないほど。だからと言うわけではないが、例に違わず、第九演奏会に足を運んだ。今回は身内が出演するということもあったので、ちょっと違った聞き方ができるかな?と。11月末に続きびわ湖ホールでの大フィルの演奏会なので、少し楽しみも多い。
さて、最初は「クリスマス・キャロル・メドレー」が演奏された。しかし、合唱が多すぎる。。。今回の演奏会は滋賀銀行の経済文化センターが主催する企画。合唱を一般から募集して結成しているために、参加者が何と300人にも及ぶ。「千人の交響曲でもするんかいなっ!」的な勢いである。何せ、合唱が多すぎなので舞台を広く使いすぎ、オケは舞台と同じ高さにしたピット上で演奏するという大所帯になっていた。演奏の方は、クリスマスソングということもあり、あまり抑揚がなく、平凡なものに感じてしまったのは仕方がない。合唱は多すぎなので、各パートが交じり合ってしまいハーモニーを楽しむことが出来なかった。例えて言うなら、ほとんどユニゾンに近い。少し動きの重い合唱に対して、逆にオケは急ぎ気味。特に「きよしこの夜」では、常に鐘のタイミングが早く、すごく気になってしまった。せっかくの大合唱なんだからゆったりとして欲しかったところだ。

大人数のステージ |
後半はメインの第九。円光寺さんの指揮は「正統的」なんだが、オケは気合が入っており、かなり鋭く厳しい音で緊張感の高い演奏になっていたと思う。そのため、全体的に遅めにもかかわらず、まったく遅さを感じさせなかった。オケの演奏も水準が高く、何ともうれしい「快演」を演じてくれました。第4楽章冒頭は迫力に乏しく、抜けた感じで全く迫るものがなかったのが唯一の残念なところ。さて、歌手と合唱に注目すると、最初のバリトンは悪くはなかったが、何分パワー不足が否めなかった。ソロ以外では埋もれて聞こえませんでした(そもそもバスではなかったのが少し気に入らなかったのだが)。テナーは非常に太い声質のために安心感があって面白かった。そういう意味ではバリトンとの差が微妙だったかなぁ。。。それに比べ、女性陣は安泰。ソプラノが少し上ずり気味だったものの、しっかり聞こえたので気持ちよかった。合唱は大人数なので強大なパワーすぎて、合唱が続くとやかましく聞こえてしまったのは仕方がない。それでもまとまりがあり、特に大きな問題は感じられなくて良かった方ではないかと思う。贅沢を言えば、もっと男声合唱が欲しかったところだ(テナーはキツそうなところもあったし)。全体的に全て安定感していて、かつ壮大な演奏だったのではないだろうか? もちろんベストというわけではないが、これはこれで面白い演奏だった。
史上最多の演奏会を聞きに行った2005年。行き過ぎの反省もあるが、来年もおいしい演奏会が目白押しなのだ。今年よりは回数を抑えつつ(ほんまか?)、レポートして行きたいと思います。
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