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2008年9月19日 大阪フィルハーモニー交響楽団
第421回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

ドヴォルザーク/序曲「自然の王国で」 作品91
モーツァルト/交響曲第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」
ヤナーチェク/グラゴール・ミサ



演奏者(指揮者・ソリスト)

ソプラノ:慶児道代
アルト:ヤナ・シコロヴァー
テノール:ミハル・レホトスキー
バス:マルチン・グルバル
オルガン:室住素子
合唱:大阪フィルハーモニー合唱団
指揮:ラドミル・エリシュカ

感想・短評

1曲目のドボルザークは穏やかで非常に田園風景が思い浮かぶ曲。初めて聴くにしては取っ付き良かった。自国の思いも大きいのか、タクトにも力が入っていた。ものにしている感じが強かった。

モーツァルトは期待外れだったかな? 遅いテンポで始まったので円熟の堂々たる演奏を期待したが、一気にテンポアップして、後は第3楽章まで一本調子の退屈な展開だった。周りの人も大勢寝ていたなあ。

さて、今日の目玉は「グラゴル・ミサ」。こういう曲をもっと演奏会で取り上げてほしい! 1音1音噛み締めるかのような、ゆっくりとした安全策ともいえる演奏。いつもCDで聴いていたのは、クーベリック&バイエルン放送響の激演だったためもあるだろう。ミサといいながら、実はミサ曲ではないこの曲。印象としては個人的にはシェーンベルクの「グレの歌」に似ているユニークな名曲だと思う。各個人が至るところで活躍するが、特に第3〜5楽章が聴きものだった。第4楽章は前半最後の山場なのでフィナーレのごとく華麗なる響きを出していた。第5楽章はクラリネットも大活躍だが、ようやく4人のソリストが揃って競いあう楽章。4人とも声量もあり、満足できる歌唱力でした。第4楽章、第7楽章で炸裂するオルガンもなかなか上手かった。ただ、第4楽章はもっと速く激しいものを期待していたんだけど、それはクーベリックの聴きすぎか?

今日の演奏で一番収穫だったのは、合唱団が上手かったこと。歌詞も難しいが、シュプレヒコールのような歌っぽくなってないところもあって歌いにくいと思う。それだけに、合唱の充実さに目を見張った。

しかし、指揮者のエリシュカはおちゃめなおじいさんだ。舞台袖でちょこまかしたり、ヴァイオリンの楽譜を巻き散らしたり、いないオルガニストに指差したり、カーテンコールでは自分で譜面台を動かしたり・・・こころ暖まりました。久々?に穏やかで幸せな気分で帰ることが出来ました!

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