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2011年6月17日 大阪フィルハーモニー交響楽団
第449回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

ルトスワフスキ/小組曲
シマノフスキ/ヴァイオリン協奏曲第2番 作品61
ストラヴィンスキー/バレエ組曲「火の鳥」(1945年版)



演奏者(指揮者・ソリスト)

ヴァイオリン:諏訪内晶子
管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮:クシシュトフ・ウルバンスキ

感想・短評

さすが、諏訪内さんが登場するとあってほぼ満席に近い。最近は集客に陰りのある大フィルだったが、大物を呼べばマニアックな曲目でも人が入ることを証明してくれている。

指揮者は若手のウルバンスキ。まだ20代だというのが驚き。なかなかの好青年っぽく、指揮姿もスマートと来たら人気が出ること間違いなしだ。最初のルトスワフスキは個人的には好きな感じの曲だった。ウルバンスキの指揮は動きが小さくて繊細だ。そのためだろうか、大フィルとは思えないとても緻密な演奏だった。特に第2曲の跳ねるような軽快さは格別だった。

さて、みなさんお待ちかねの諏訪内さんの登場。やっぱり美しいですねぇ。いつ見てもオーラが漂ってます。演奏の方も言うまでもない。最初の音からやられました。何という豊かで清らかな美しい音!やっぱり誰がなんといおうが、日本人としては依然ナンバーワンといえる風格だ。オケに溶け込むわけでもなく、孤立もしていない。ソリストはかくあるべきという見本のような立ち位置でした。シマノフスキも大層良かったのだが、アンコールのバッハは、アルプスの雪解け水のごとく清らかな音色で心洗われる演奏だった。1週間の疲れをキレイさっぱり流してくれましたわ。

 J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 第3番より「ラルゴ」

後半はストラヴィンスキー「火の鳥」。速めのテンポでサクサク進むのは実に気持ちがいい。まさに軽やかな「火の鳥」だ。クライマックスは超快速!その後はゆったりと聴かせてくれたかと思ったら、フィナーレはスタッカート!全く飽きさせずに聴かせてくれる指揮者だ。

いやー、実に面白い演奏会だった。不満といえば、終演が20時半という短さくらいか。ウルバンスキ、これは大物になるに間違いない。とんでもない逸材を目の当たりにした感じだ。今後が楽しみだ。

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