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さすがは大植さんの公演だ。会場はほぼ満席。今日のプログラムは大曲こそないが、メロディに満ちあふれたなかなか魅力的な曲が並ぶ。
最初は珍しいクレンペラーのワルツ。明るいんだか暗いんだか、不安定な音階もちりばめられていて、面白いが退屈気味の曲だった。もうちょっと短かったら良いかも。
2曲目はベートーヴェンの三重協奏曲。好きな曲なのだが、なかなか最後まで起きて聴いてられない曲の一つだ。チェロの趙さんは相変わらずふくよかで、よく響く音色だ。長原さんとの掛け合いも素晴らしかった。ピアノがあまり主張がなかったのが残念なところかな?座った場所のせいかもしれんが。オケもなかなか良かったですが、やっぱり意識が遠くなっちゃったなぁ。
後半は一気に華やかにラヴェル。最初のムチは開放的でなく、やや曇った音で始まった。ピアノは前半とは打って変わって流麗な美しさ。オケの方はゴテゴテしていたので微妙なラヴェルだった。第2楽章のピアノはつかみきれなかったなぁ。急に流麗ではなくなったです。終楽章は第1楽章と同じような感じでゴテゴテ。重量級のラヴェルって良いんだか悪いんだか。コールアングレが素晴らしかったから良しとしましょう。
最後は大好きなR.シュトラウス。なんとコメントしたらいいでしょうか?もう大植さんのやりたい放題、自由気ままさ大炸裂でした。冒頭から勢いで押しまくる。大植さんのアクションは半端ではなく、指揮台上は格闘技場と化していました。そして急にテンポを変化させオケをいいように操る。個人的にはR.シュトラウスの曲は流れるような旋律に魅力を感じているだけに、テンポを変えまくって流れをせき止めるのは好きではない。しかし、これが大植流だと思って聴けば面白いモノだった。ワルツなんて踊れたもんじゃないですけどね(笑)。最後なんかは何の曲だか分からなかったです。大笑いです。ブラボー。
たまにはこういうハチャメチャな演奏もストレス発散になって良いもんです。
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