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2011年9月20日 大阪フィルハーモニー交響楽団
第451回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

J.S.バッハ=ベリオ編/「フーガの技法」より コントラプンクトゥスX IX
ボッケリーニ=ベリオ編/「マドリードの夜の帰営ラッパ」の4つの版
ブルックナー/交響曲第2番ハ短調(1872年 キャラガン版)



演奏者(指揮者・ソリスト)

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団
指揮:下野竜也

感想・短評

台風が来ているからか?プログラムがマニアックだからか?たぶん後者だと思うが観客の入りはあまりよくなかった。後半なんかは私にとっては垂涎のプログラムなんだが、どうやら一般受けはしないらしい。

さて、前半のベリオ編曲の2曲は中断なしで続けて演奏された。素晴らしく表情豊かな下野さんのタクトだったのだが、いかんせんオケのアンサンブルに難点があった。「マドリードの夜の帰営ラッパ」の盛り上がり部分なんかは大フィルらしい壮大感を満喫できたのだが、繊細な部分では緻密さに欠ける。「フーガの技法」では最後の不協和音が決め手なのに、それに至るまでもいろいろ不協和が聴かれたなぁ(笑)。

後半は大フィルの十八番ともいえるブルックナー。それも滅多に演奏されない2番とくれば期待は大きい。さらにはキャラガンによる第1稿の演奏でもあり、いろいろと資料的な価値もある。演奏の方は立派なものでした。ホルンは全編に渡って残念な出来だったものの、さすがはブルックナーを得意としている大フィルだけあって聴き応えは十分だった。それも下野さんのドライブの妙に尽きるだろう。一部テンポの変化を大きくつけているところがあったが、全体的に王道ともいえる壮麗たるブルックナー演奏でした。特に盛り上げ方とか、休止、フィニッシュが素晴らしく劇的。長い・眠い・退屈と言われるブルックナー(それもマイナーな2番)を飽きさせずに聴かせる腕は並みのものではない。何を振っても完璧な下野さんですが、ブルックナーの全曲演奏会でも開いてもらいたいものだ。大フィルならやるっしょ?

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