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またもやベートーヴェンの1番。昨年10月の大阪シンフォニカー以来。今回もピアノは大物で中村紘子。尾高氏の端正な曲作りのため、大フィルも久々に美しく聴こえた。中村さんは驚くほど明確な音を連ね、やはり格の違いを見せつけた。音の粒が非常に揃っていた。しかし、テンポが崩れるところもあった上、私にはベートーヴェンらしくは聴こえなかった気がする。そういう理由だからではないが、第2楽章は寝た。第3楽章では生き生きとしていたが、最後の最後でホルンと木管の不協和音に目が覚めた。なんだこりゃ?!
2曲目はラフマニノフ。この曲も今年の1月にシンフォニカーで聴いたので、聴き比べに興味があった。第1楽章は尾高氏の手腕のためか、充実した楽章で聴き飽きることはなかった。ラフマニノフの世界をまずまず表わしていたと思う。第2楽章の冒頭のアタックが強烈で素晴らしいスピード感を感じた。ホルンも危ないながらも耐え抜き、聴きごたえがあった。第3楽章はロマンティシズム溢れる場所。演奏がよかったせいなのか(?)、少しうつうつと・・・ 終楽章はラフマニノフらしいところがふんだんに炸裂するところではあるが、ちょっとイメージが違い、ラフマニノフが時折顔を覗かせる程度であった。いつもの大フィルの様にやり過ぎるくらいが良かったのかも。クラリネットが終始×だったのが非常に残念。
今日は特別ゲストで、コンマスに元ベルリン・フィルのレオン・シュピーラーが参加していたためか、弦楽器がいつも以上に美しかったことは大きな収穫だった。
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