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2001年10月5日 大阪シンフォニカー交響楽団
第76回定期演奏会(ザ・シンフォニーホール)

演奏曲目および評価

シューマン  ピアノ協奏曲
マーラー  交響曲「大地の歌」


演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ: 奈良田 朋子
アルト: 郡 愛子
テノール: 竹田 昌弘
指揮: トーマス・ザンデルリンク

感想・短評

本当に久々のシンフォニカー。名前に「交響楽団」が付くようになってから初めての演奏会になった。実に2年半振り。どのくらいオケが成長したかが聴きもの。

最初のシューマンは小規模な編成でソリストに気を使った伴奏で、控えめすぎ。そのわりにはピアノがさらに控えめな演奏で、トータルとしてとても縮こまったものになった。疲れがたまっていただけに睡魔には勝てなかった。。。この曲は、このシンフォニーホールで3年前にBPOで聴いた曲。あのときのような衝撃的なまでのオケとピアノの格闘の再現は最後までなかった。

メインは「大地の歌」。マーラーの交響曲はライヴでいろいろ聴いてきたが「大地の歌」は初めて。聴いていないのは6番のみとなった。さて演奏の方は堂々たるものだった。さすがに編成が大きくなったこともあり、厚みは言うまでもなく増し、ドイツ的な響きを醸し出していた。さらに、ソリストがいるにもかかわらず、オケはフルパワーで鳴らしていた。ソリストもそんなに悪かったわけではないが、テノールのボリュームが少々弱かったのは否めない。しかし、マーラーも過酷な曲を書いたものだ。ソリストも声を張り上げて歌わなければならないなんて・・・

今日の演奏会は半分近くは眠ってしまった。特に大地の歌は心地よかった。CDでもよく寝るもんなー。何にしても立派な演奏会だった。

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