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2009年5月10日 クリスチャン・ツィメルマン ピアノ・リサイタル
(兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール)

演奏曲目および評価

J.S.バッハ/「6つのパルティータ」より第2番ハ短調 BWV826
ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ 第32番 ハ短調 作品111
ブラームス/4つの小品 作品119
シマノフスキ/ポーランド民謡の主題による変奏曲 作品10

演奏者(指揮者・ソリスト)

ピアノ:クリスチャン・ツィメルマン

感想・短評

素晴らしい演奏とはこういうものをいうのだろう。まさに一糸乱れぬ完璧さを誇るものだった。崇高なまでに完成されているので、もはや善し悪しなんぞ言えないんですが。。。

バッハはあらゆる音楽の中でも最上級に難しいのではないかといつも思ってしまう。混じり気のないほど浄化されているので人間味は感じられないけれど、神々しい。第5曲から第6曲はもはやパイプオルガンが鳴り響いているのかと勘違いするほどだった。ツィメルマンくらいでないとこの曲に手を出したらあきませんね。

ベートーヴェンは一気に人間味溢れる熱演だった。何しろ超快速に次から次へとフレーズが繰り出されていき圧倒的でした。あまりピアノ曲を聴かないため、この曲は最近になって予習したので、聴き込みが足りてないが、ベートーヴェン最後のソナタだからか?ゴテゴテしている気がする。あれもこれも盛り込みたいと言うような。スゴイのは第2楽章でした。まるで小さくほとばしる音符が目に見えるようでした。途中のジャズ風なメロディといい、全ての要素を思う存分楽しめました。まぁ、息つくヒマはありませんでしたが。ツィメルマンで他の番号も聴いてみたくなりました。

ブラームスの後期作品は音楽を知り尽くしたからこそ作曲できたというほど美しい。それを余すことなく表現できるツィメルマンにはただただ脱帽。シマノフスキは初めて対面する音楽だったが、ツィメルマンの敬愛する?作曲家だと感じることのできる思い入れのある演奏だったと思います。

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